2011年04月26日

出羽の雪,和田来(わたらい)|株式会社渡會本店

新進気鋭 酒蔵訪問の旅。
159件目の訪問蔵は、
山形県の鶴岡市で出羽の雪,和田来という日本酒を醸す株式会社渡會本店です。

出羽の雪,和田来(わたらい)|株式会社渡會本店

所在地:山形県鶴岡市大山二丁目2番8号
代表銘柄:出羽の雪,和田来(わたらい)
創業:1615〜1623年(元和年間)17代目
杜氏:蔵元杜氏
仕込み水:弱硬水
訪問日:2011/4/26

代表銘柄
出羽ノ雪 特別純米 自然酒
和田来 純米吟醸 山田錦
出羽ノ雪 純米大吟醸 壷中之天

大阪夏の陣にて豊臣氏が滅亡した翌年。
長く続いた戦国時代が終わった元和年間。
この地に住む、度會 新右衛門氏によって創業した酒蔵が株式会社渡會本店です。 出羽の雪 和田来|株式会社渡會本店 度會 新右衛門氏の祖先は、伊勢の国の度會郡よりこの地に移住してきたと伝えられています。

酒造業を始めた元和年間(1616〜1623年)というと、徳川2代将軍秀忠の時代になります。
庄内藩主酒井氏が鶴岡に入城する以前に、この地で造り酒屋を営んでいた事になります。
とても長い歴史を持つ蔵元ですが、それでも山形県では5番目の古さとの事。

創業当初は橘屋と名乗り、志ら雪、八薫、冨士正宗という日本酒を造ってたそうです。


蔵に残る「志ら雪」のラベルを指差す蔵元。 出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|ラベル標本


株式会社渡會本店には立派な資料館があります。
出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|資料館 昔の酒つくりの道具を始め、古い文献が豊富です。
歴史好きの方や、日本酒の歴史に興味がある方には面白い資料館です。


この資料によると享保6年(1721年)に、この地に42件の酒蔵が存在していと伝えられています。 出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|かつての蔵の数注目は各社の生産規模数。

5石、4石、24石・・・
一番大規模な蔵元でも90石です。

今でいう「小売店(町の酒屋)」のような感覚で、造り酒屋があったのでしょうね。

琺瑯タンクではなく木の桶ですから仕込みの規模も小さかったのでしょう。ホースやポンプもなく、桶で水を運んでいた時代です。現在のようの500石〜1000石というと、それはそれは蔵人の数もとても多く大規模な蔵だったことが想像できます。

酒造業の多くは庄屋を前身としており、小作人から納められた米の一部で酒造りを行ったことから、10石未満の生産規模でも経営は成り立っていたのだと思われます。


出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|蔵に残る資料このような古い資料には、現在の言葉に訳した解説書が添えられています。
日本酒の歴史を調べている方にとっては、時間を忘れて見入ってしまう内容です。

出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|貯蔵庫

やがて明治時代になり近代化が進むにつれ、他社との商標が重なるという問題が現れます。
蔵の中で代々続いていた「志ら雪」という商標を、他社が先に取得をしたため、大正時代に現在のメイン銘柄であります「出羽の雪」という商標が誕生する事になります。


そして2004年、限定流通銘柄、和田来(わたらい)という酒が誕生します。 出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|商品 和田来という酒は、「田」という字が入っているとおり、米にこだわるブランドです。
出羽の雪は複数の米を用いて造る酒なのですが、和田来について原料米は単一品種で仕込みます。

また出羽の雪は日本名門酒会の間で流通されている酒なので、名門酒会に入っていない小売店を対象に和田来という新ブランドを立ち上げたそうです。

蔵元が香りが華やかなお酒が好きなので、和田来は比較的香りが高い酵母を用いた酒を造られているとの事。

出羽の雪 和田来 株式会社渡會本店|記念撮影 最後に訪問の証の記念撮影ですが、蔵の資料館で撮影しました。
その昔、酒造りに用いていた道具が多く展示されていて、かつてどのように酒が造られていたのか?

150件以上酒蔵回りをしている私でも「何に使う道具なのか?」わからないものが多く、一つ一つ蔵元に教えていただき驚く吾郎でした。




商品の購入・質問は出羽の雪,和田来(わたらい)|株式会社渡會本店へお問い合せ下さい。
TEL:0235-33-3262 出羽の雪,和田来(わたらい)醸造元 株式会社渡會本店
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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