2011年04月26日

大山 おおやま|加藤嘉八郎酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅。
158件目の訪問蔵は、
山形県の鶴岡市で大山という日本酒を醸す加藤嘉八郎酒造株式会社です。

大山 おおやま|加藤嘉八郎酒造株式会社

所在地:山形県鶴岡市大山三丁目1-38
代表銘柄:大山(おおやま)
創業:1872年(明治5年)4代目
杜氏:社員杜氏
仕込み水:中軟水
訪問日:2011/4/26

代表銘柄
大山 特別純米酒
大山 純米吟醸 封印酒

大山で一番大きな酒蔵。
地名、大山(おおやま)という酒を醸す加藤嘉八郎酒造株式会社大山 加藤嘉八郎酒造|外観 加藤嘉八郎酒造株式会社は明治5年、加藤長三郎家から分家した加藤 嘉八郎・有元氏によって創業した酒蔵です。

すぐ隣にある酒蔵、冨士酒造とは親戚関係にあたり、そもそも大山の地には加藤治右衛門家という加藤家の本家があり、そこをルーツに数々の加藤家に別れて行ったそうです。
その酒蔵の1件が加藤嘉八郎酒造になります。

現在4蔵が残る大山の酒蔵の中でも、最も歴史が新しい蔵ですが、初代にして大山で一番大きな酒蔵となり、2代目の有邦氏の代では更に大きく発展する事になります。


大山 加藤嘉八郎酒造|連続蒸米機 写真は連続蒸米機械です。

加藤嘉八郎酒造は、昭和40年代に鉄筋3階建ての蔵を建て、蔵の機能の大半を近代的な建物に移転。機械化によって良い酒造りを目指します。

蔵が成長し規模が大きくなると、仕込みの量が増えるのと同時に造り手も増えます。
小規模生産だと蔵元や杜氏が全体の把握が出来るのですが、一定の量を超えると難しくなります。

以前、富山県の銀盤酒造に訪問した際、蔵元が「規模が一定を超えると、誰か手を抜く人が現れる」と話されていましたがその結果、銀盤酒造「手抜きを行われない為の機械化」を行われるようになりました。

加藤嘉八郎酒造も規模が大きくなるにつれ、蔵元の頭の中で何らかの理由があり機械化を行おうという考えが現れたのでしょう。

ナショナルブランドのような普通酒を大量に造っている蔵ではなく、特定名称酒が中心の蔵ですが、製造の近代化・機械化が行われている蔵元です。


写真はKOS製麹機一次槽という麹を造る装置。 大山 加藤嘉八郎酒造|KOS製麹機 このような装置につながっています。 大山 加藤嘉八郎酒造|KOS製麹機 特許を持つ木谷氏のK、酒名「大山」のO、機械の製造を行った佐々木貞治商店のS、それぞれのイニシャルからKOS製麹機と名付けられました。

機械化と言っても、麹造りは酒つくりの要となる部分です。写真の装置の前に制御盤が置かれており、米の状態によって温度、湿度、時間などの判断は豊富な経験を持つ蔵人・杜氏によってコントロールされます。
造り手の指示通りに正確に仕事を行う。そういう方針での機械化だそうです。


写真の同様に加藤嘉八郎酒造が開発した仕込みタンク、OS清酒仕込装置です。 大山 加藤嘉八郎酒造|OSタンク

高床式になっていて、底が半円状。周囲は2層構造ととなり、外の層は冷水が流れます。

酒名「大山」のOと、製造会社の佐々木貞治商店のSから、OS清酒仕込装置と名付けられています。

タンク番号に「813」と書かれていますが、800個もタンクはありません。
先頭の「8」は創業者の「嘉八郎氏」の名前から8をいただいています。

長野県の酒蔵、仙醸(せんじょう)でも同様のタンクが用いられています。

大山 加藤嘉八郎酒造|OSタンク中

タンクの中を見せてもらいました。

3本ある銀色に輝く刃物のようなものは、モロミをかき混ぜる際に用いる「櫂」になります。
写真では判りにくいのですが、一方が刃物のように尖っています。
モロミの櫂入の際は米粒を押し潰さないよう尖った方で櫂入を行います。

貯蔵タンクにも用いることが出来て、貯蔵中のお酒を拡散させる時には、逆回転させて尖っていない方で拡散させます。

タンク内部の右部分に刺さっている棒状のものが温度センサーです。

大山 加藤嘉八郎酒造|貯蔵タンク 写真は蔵の家宝というべく、ケヤキ作りで施されたとても贅沢な蔵の1階の貯蔵庫です。

写真では暗くて判りにくいのですが、中央の緑の琺瑯タンクの左上に梁が見えます。


2階にはこのとおり、大きなお雛様が飾られイベントホールになっています。 大山 加藤嘉八郎酒造|雛壇 柱や梁がご覧のとおり優雅かつ豪華。
蔵の入口のドアは大きなケヤキの1枚板が使われていて龍の宝飾が施されていました。

あまりにも豪華な蔵に驚く吾郎でした。




商品の購入・質問は大山|加藤嘉八郎酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0235-33-2008 大山醸造元 加藤嘉八郎酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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