2011年04月26日

栄光冨士 有加藤 |冨士酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅。
157件目の訪問蔵は、
山形県の鶴岡市で栄光冨士という日本酒を醸す冨士酒造株式会社です。

栄光冨士 有加藤 古酒屋のひとりよがり|冨士酒造株式会社

所在地:山形県鶴岡市大山三丁目32-48
代表銘柄:栄光冨士,有加藤,古酒屋のひとりよがり
創業:1778年(安永7年)13代目
杜氏:南部杜氏
仕込み水:軟水(月山山系水)
訪問日:2011/4/26

代表銘柄
手造り大吟醸 古酒屋のひとりよがり
栄光冨士 精選、万流
栄光冨士 有加藤(ありかとう) 純米吟醸 中汲み

栄光冨士 有加藤 冨士酒造株式会社|蔵の外観 冨士酒造は1778年(安永7年)、庄屋を営んでいた加藤 専之助有恒氏によって創業した酒蔵です。
創業当初の酒銘は「冨士」、屋号は「加茂屋」と名乗っていました。

当時、鶴岡は酒井藩の領地でしたが、冨士酒造が位置する「大山」は天領(徳川の直轄地)でした。
その為、酒税が3分の1で済んだそうです。

また蔵の近くは加茂港という北前船が寄港する港があり、当時は酒田港よりも栄えていたそうです。
大山は、その加茂港に通じる難所、加茂坂の手前に位置しました。
その為、物資が坂の手前である大山で一旦蓄えられ、人夫が馬車などを用いて、物資を港に運んだそうです。

街は物流の中継地点として大変に栄え旅籠も多く、力仕事をする男達が大勢集まれば当然、お酒の需要も現れます。
そのような場所であった為、酒造業は発展します。

現在、大山には4件の酒蔵が密集して残っていますが、上記のような時代背景があったからではないでしょうか。

栄光冨士 有加藤 冨士酒造株式会社|看板 現在13代目となる蔵元、加藤 有慶さんが酒蔵を継いだのは今から5年前の平成18年。

当時、栄光冨士は戦えないお酒だったそうです。
「全国の酒販店にお酒を持って行って利き酒してもらっても、断られ続け悔しい思いを何年も続けた」と語る蔵元。

蔵元が目指したい酒は「流れ星のような酒」。
光輝き続けている星のような酒ではなく、流れ星のような酒。
パッと光ってスッと消えていくような酒。

しかもその光がとても綺麗である事。

しかし当時の冨士酒造が造っていた酒は、新酒と古酒をブレンドをしていた、とても輝いていないお酒だったそうです。

栄光冨士 有加藤 冨士酒造株式会社|釜場

蔵元は上喜元の蔵元・杜氏である佐藤正一さんから「基本に忠実に造るとおいしい酒が出来上がる」という言葉をきき、「基本」についてとことん考えられます。

酒つくりの基本は、1麹、2酒母、3もろみと言われますが、それらを1つ1つの検証を開始。

麹は負けていない。
酒母は改善の余地がある。
モロミの管理はどうらろうか?

蔵人と何度も何度も話し合い、時には口論に発展する事もあったそうですが、一歩一歩レベルアップを図ります。

栄光冨士 有加藤 冨士酒造株式会社|商品 そして今季の造りでは、「原料の前処理」「搾った後の処理」この2点の改善を強化したところ、格段に酒の味が変わりました。

上から(鑑評会出品酒)から下まで、蔵元が外に持って行けるレベルの酒が完成したそうです。

蔵人達もその結果に満足。
「社長が言っていたことは本当だった。こうやって造ったら本当に良い酒になった」と話されたそうです。


今年ようやく目指していた「パッと輝く酒」が出来上がりました。

他の山形の酒蔵さんとと肩を並べるとまでには行かないとしても、ようやく近づけるお酒が出来ました。

そう語る蔵元。
日本酒ファンの皆様、栄光冨士 有加藤は要チェックの山形酒です。


右の方が13代蔵元の加藤有慶さんです。
手にされているのが加藤家に伝わる家宝、加藤清正公の手槍の柄の部分です。 栄光冨士 有加藤 冨士酒造株式会社|記念撮影 冨士酒造は戦国武将「加藤清正」の縁故者と言われています。

加藤清正の三男、熊本藩の第2代藩主加藤忠広公は、徳川家光から肥後領内支配の不行き届きを責められ、改易となり庄内藩の預りとなりました。
その結果、熊本から遠く離れた庄内の地にやってきます。

忠広公が側筆に産ませた男性と女性がいるのですが、その女性方が加藤家のルーツご先祖になります。
蔵には清正公の手槍の柄の部分が家宝として残っているとの事。

その家宝の手槍の柄を見せていただき驚く吾郎でした。




商品の購入・質問は栄光冨士|冨士酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0235-33-3200 栄光冨士,有加藤醸造元 冨士酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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