2011年03月02日

初桜・高野山の般若湯|初桜酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅。
131件目の訪問蔵は、
和歌山県岩出市で初桜・高野山の般若湯という酒を醸す初桜酒造です。

初桜・高野山の般若湯|初桜酒造株式会社

所在地:和歌山県伊都郡かつらぎ町大字中飯降85
銘柄:初桜,高野山の般若湯
創業:1765年(明和二年) 3代(笠勝家以降)
杜氏:但馬杜氏
仕込み水:弱硬水
訪問日:2011/3/2

代表銘柄
高野山般若湯 純米吟醸酒  聖 HIJIRI
高野山般若湯 純米酒
高野山般若湯 徳利
紀州みかんの酒
高野山麓 紀州の梅酒


和歌山では、紀ノ川の上流域で造られる日本酒の事を「川上酒(かわかみざけ)」と呼ばれています。
第二次世界大戦のころまで、橋本から粉河の間に33件も酒蔵があったそうですが、現在酒造りを継続している唯一の酒蔵が初桜酒造です。
初桜 高野山の般若湯 初桜酒造株式会社

蔵の歴史は古く1765年(明和二年)に木下家が酒造株を得て酒造業を開始。
その後、木下家の跡継ぎが途絶えたことによって蔵のオーナーが変わります。

昭和十五年に現在の蔵元、笠勝家が蔵を引継ぎ、現在の初桜酒造に至ります。


写真の方が、初桜酒造3代目蔵元、笠勝 清人さんです。
初桜酒造_蔵元.jpg現在、初桜酒造が現在力を入れている銘柄は「高野山の般若湯」という名前の日本酒。

般若湯とはお坊さんの間で用いられていた用語で、お酒を意味します。
宗派によってお酒を飲むことを厳しく禁止されていたりするわけですが「薬として少々飲む分にはOK」とされていました。
その際に、般若湯という言葉を用いました。

お坊さんも人の子であり当然お酒が飲みたい事がある訳です。
そういう時にこっそり飲む酒の事を般若湯と言われるようになりました。


高野山の麓に残る蔵元として、地域性を表現できる事から、昔お坊さんが飲んだであろう般若湯を彷彿とさせる酒を造られています。

般若湯は、お坊さんがガブガブ飲む酒ではありません。
綺麗でスイスイ飲めてしまう酒は高野山の般若湯にふさわしくないだろうという事で、しっかりした野太い味。燗酒にして飲んだ時に、身体があたたまるような酒を持ち味としています。


写真は仕込蔵です。
太陽光がタンクの周囲を照らしています。
初桜酒造_仕込み部屋.jpg


初桜酒造_開放タンク.jpg

写真は釜場です。
2つ釜がある理由は昔の名残だそうで、瞬間湯沸かし器が無かった時代は、米を蒸す以外にも、洗い物をしたりとお湯を必要としましたので、釜は2台あった方が便利だったそうです。
初桜酒造_釜場.jpg

あともう一つ珍しいのがこの写真。
初桜酒造_地下通路.jpg石垣の上に、太い木が橋のようにかけられていますが、上は歩道になっています。

大きな酒蔵の中には、道路を挟んで建物が建てられていたりしますが、それと同じです。
蔵の敷地の一箇所を一般の方が利用する歩道があります。
その歩道の下に、設けられた地下通路です。
何時の時代に造られたのかは不明ですが、石垣の様子から明治時代以前ではないでしょうか?



最後に訪問の証の記念撮影です。
「高野山の般若湯」を飲む事で、次の酒蔵訪問の力を養う吾郎でした。
初桜酒造_記念撮影.jpg
商品の購入・質問は初桜酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0736-22-0005 初桜・高野山の般若湯醸造元 初桜酒造
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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