2011年02月24日

浪花正宗・さか松|浪花酒造有限会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅。
128件目の訪問蔵は、
大阪府阪南市で浪花正宗・さか松という酒を醸す浪花酒造有限会社です。

浪花正宗|浪花酒造有限会社

所在地:大阪府阪南市尾崎町3-13-6
銘柄:浪花正宗・さか松
創業:1716年 10代
杜氏:蔵元杜氏 南部杜氏
仕込み水:中硬水
訪問日:2011/2/24

代表銘柄
純米 浪花正宗
純米吟醸 浪花正宗
純米吟醸 さか松


大阪府に残る酒蔵の中で、最も古い蔵元と言われているのが浪花正宗を造る浪花酒造です。
浪花正宗 さか松 浪花酒造有限会社

浪花酒造は1716年(享保元年)、徳川吉宗がいた時代から、現在の阪南市で酒造りを続けている蔵です。

創業当時の屋号は「松屋」といい、蔵元はこの地の名主(大地主)の家柄だったそうです。
小作から集まってくる米が豊富にあったため、それを用いて酒造業を開始したのではないかと言われています。


周囲はかなり開発されていますが、蔵の周辺は旧市街の佇まいを残しています。


浪花正宗_看板.jpg現在この地に残る酒蔵は浪花酒造1社ですが、20年前までは泉佐野・阪南で4社の蔵が酒を造っていたそうです。


蔵の建物の一部は文化庁の登録有形文化財にも指定されています。
浪花正宗_有形文化財.jpg
浪花正宗の年間製造数は約1500石。
普通酒が約7割で、大半は地元を始め大阪市内で消費されています。

浪花正宗の味の特徴は「他県の酒と比べ、若干味のりがしているのではないでしょうか」との事。

阪南市は海に面しているため、海産物が豊富に取れます。
タコ、カワハギ、シャコ、タチウオ、穴子、ガッチョ、アジ、イワシ、シラス、いかなご・・・などなど。

海に近いと行っても捕れた魚は「煮炊きをして食べる」事が多く、地元の人々はお刺身でも食べられるような新鮮な魚を平気で煮炊きするそうです。

醤油や砂糖を使って煮た魚には、お酒は少し味のりがしている方が合うため、若干味は多めかもしれないとの事。



浪花正宗_貯蔵タンク.jpg
写真の方は蔵の後継者、成子嘉一(よしかず)さんです。
南部杜氏の県外杜氏です。
浪花正宗_杜氏.jpg
タンクは今年の出品酒候補の大吟醸です。
とても華やかな香りで。「正に全国でウケるタイプの酒」です。



足場がどんどん継ぎ足されて、ほぼワンフロア状態です。
浪花正宗_仕込み部屋.jpg

写真は出麹され、枯らしている麹です。
浪花正宗_出麹.jpg筋というか溝を作っている理由は、麹の冷却と乾燥を促すため。
丸い印は、「どの仕込みに用いるのか」を表した印です。

浪花酒造の今後ですが、蔵の後継者であり杜氏の成子嘉一(よしかず)さんに聞いてみました。

「浪花正宗は7割〜8割の方に指示していただける酒を目標に造っていきたいと考えています。
ごく一部の方だけに好きでいてくれたらいい、という考え方もあるかもしれません。

しかし日本酒の商品がどんどん下がる一方です。そのような状況下で、更に少数しか支持されない商品を造るのもどうなのかな?という疑問が自分の頭にはあります。

聞こえはよくありませんが、7割〜8割の方に指示していただける酒、ウケる酒、ニーズの高い酒を目指して造る必要があると考えています。」


浪花正宗は全国市場を視野に入れた専門店向けの特別品「さか松」という商品を企画。
現時点では特約店の数は10件程だそうですが、近い将来、全国の地酒専門店で、 浪花酒造の酒が販売されるようになるかもしれません。

商品の購入・質問は浪花酒造有限会社へお問い合せ下さい。
TEL:0724-72-0032 浪花正宗さか松醸造元 浪花酒造有限会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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