2010年11月20日

片野桜 かたのざくら|山野酒造株式会社

新進気鋭酒蔵探しの旅。
104件目の訪問蔵は、大阪府交野市の片野桜 かたのざくら 山野酒造です。

片野桜 かたのざくら|山野酒造株式会社

所在地:大阪府交野市私部7-11-2
銘柄:片野桜 富楼那(ふるな)
創業:昭和2年 5代
杜氏:南部杜氏
仕込み水:軟水
訪問日:2010/11/17

代表銘柄
片野桜 山廃仕込 純米酒 無濾過生原酒
純米吟醸 かたの桜
富楼那 純米大吟醸 袋吊り雫酒 無濾過原酒


いつもアクセスしていただき有り難うございます。
佐野屋の佐野 吾郎です。
gorou2.jpg今回は私の自宅から最も近い場所にある、大阪府交野市(かたのし)の山野酒造に、当日アポ取りの飛び込み訪問をしてきました!

大阪府は、昭和50年頃には約40以上の酒蔵が稼働していたそうですが、現在大阪府の稼働中の酒蔵は、わずか13蔵。

大阪府と奈良県の県境にある交野市(かたのし)にて、2件残る蔵元のひとつ、山野酒造株式会社に訪問してきました。

片野桜 かたのざくら|山野酒造株式会社

>山野酒造は、大阪府交野市にて昭和2年より酒造業を開始。蔵元の中では比較的新しい蔵です。

現在は「片野桜かたのざくら)」という主力ブランドと、地元の会員制の富楼那ふるな)という日本酒を造られています。
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写真の方が、5代目の蔵元の山野 久幸さんです。今回蔵をご案内していただきました。
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山野酒造は現在、年間約500石の日本酒を造られています。

蔵元に「大阪の地酒」についてきいてみました。

大酒の酒はバラエティーが豊かなのが特徴です。
日本で一番、方向性がバラバラに向いている地域と言えるのではないでしょうか。

その背景には、大阪には他県のような「酒造技術試験所」がありません。
酒造好適米の開発もされてなければ、オリジナルの酵母も存在しません。

酵母を入手するにしても、それぞれの蔵元が、それぞれの手段を用いて他県から取り寄せています。
例えば、隣の大門酒造では島根県の堀江先生から指導を受けておられますが、各蔵がそれぞれ指導者が異なるんです。




こちらは仕込み部屋です。
吊り天井という工法で建てられた蔵で、木造ですが柱が1本もありません。
katano3.jpg阪神大震災の時にもこのあたりはかなり揺れたのですが崩れませんでした。柱が無くても丈夫な物ですね。



方向性がバラバラと言える大阪の地酒の中で、山野酒造が造るのは「旨口」の酒です。

大阪という土地は、日本酒をそう多くの飲む土地柄ではありませんでした。
その為、高知のように量が飲めるスッキリ辛口とは対照的に、味のある旨口タイプの酒が好まれる傾向があります。

その結果、他県の酒と比べると、甘味、旨味が味の特徴と言えるのではないでしょうか。

口に含んだ時には、華やかな香りが広がり、甘味と旨味を感じつつ、後味はスキッと絞まる酒。
味にふくらみがある酒、味に山と谷がある酒。

純米酒には純米酒らしい味の姿があります。同様に純米吟醸酒にもそれに相応しい姿があります。
そして例えば大吟醸酒を造るとしたら、大吟醸のあるべき姿を持つ酒を造りたい。

それによって、飲まれる方の期待に最大限応えられる酒を造って行きたい、と語られました。




写真の方が、山野酒造で杜氏を勤める、浅沼 政司さん(南部杜氏)です。
なんと、南部杜氏組合の理事を勤めておられる凄い方です。
katano4.jpgかつて山野酒造は杜氏を何度も変わった時期があったのですが、浅沼杜氏とは相性が良かったのか、浅沼さんが来られてから造りが良くなってきました。
現在、この蔵で12年間酒造りを続けられています。

サーマルタンクです。
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麹室は杉ばりです。
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最後に訪問の証の記念撮影です。
醪(もろみ)の美しい香りに驚く吾郎でした。
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商品の購入・質問は山野酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:072-891-1046 片野桜醸造元 山野酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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