2010年07月21日

銀盤 | 銀盤酒造株式会社

銀盤 銀盤酒造株式会社

所在地:富山県黒部市荻生4853-3
銘柄:銀盤
創業:1910年
杜氏:社員杜氏
仕込み水:軟水
訪問日:2010/07/21

富山県にて立山と共に大きな酒蔵と言われているのが銀盤です。
銀盤 | 銀盤酒造株式会社

事務所のドアを開けると、普段着姿の年配の方がお酒にラベルを貼るなど作業をされていました。
私は一目で、「この方は単なるシルバー人材ではない」。会長のような存在の方だろう?と思いました。


その方が銀盤酒造の現社長、堀川勲さんだったのです。

銀盤酒造の社長、堀川勲氏は大正15年生まれ。現在84歳です。
私の父が生きていたら同じ年になります。

今でも現役バリバリの社長です。

この蔵を機械化をする為の借入が残っていますから。まだ引退する訳には行きません。

そう語り始めた堀川社長ですが、その後に衝撃の言葉を口にされます。

「自社で精米をしないなら酒造りを止めろ」




写真は、蔵の中を案内していただいた、製造責任者の方です。
銀盤2.jpg
銀盤酒造は今でこそ富山で立山と共に大きな蔵と言わていますが、創業当時は北陸3県で100番目の蔵といわれたほど、小規模な蔵元だったそうです。

その100番目のだった酒蔵が、創業者と現社長によって今の銀盤を築かれたのですが、その転換点となったのは、地方蔵としてはいち早く「機械化を取り入れた酒造り」を開始した点にあったでしょう。

昭和の中期に、富山県にも大手メーカーの日本酒蔵が侵入してきました。
それに危機感を覚えた社長が行なったのは積極的な機械化でした。

品質を維持した状態で、生産性を上げてコストを下げる事で、高品質のお酒を低価格で提供する事で大手に対抗しよう考えました。

蔵が真っ先にこだわったのは精米です。
精米は機械化の方が絶対に優れています。

蔵がこだわったのは、精米の精度。見かけ精米ではなく「真精米歩合」と呼ばれる精度の高い精米を行います。



ここは仕込み部屋にあたりますが、ご覧のように通路になっています。まるで迷路です。
銀盤3.jpg
原料米も可能な限り良い米を用います。

短期もろみよりも長期もろみにこだわりました。その為、タンクの櫂入れの作業なども機械化します。
新酒で直ぐに出荷せず、最低でも半年以上熟成させます。
熟成もマイナス5度〜10度の範囲。
それらの設備も機械化といえます。

単に量産化の為の機械化ではなく、高品質のお酒の生産性を上げる為の機械化です。

ビン詰めのラインも同様に機械化をした方が良い部分です。
ドイツ製の機械を導入し、安全かつ生産性を高めました。


その結果、「銀盤 播州50」という商品は、播州山田錦を50%まで精米した純米大吟醸酒であるのに価格は1升ビンでわずか2450円。

銀盤 米の芯という商品は兵庫産の山田錦を精米歩合30%まで精米した純米大吟醸で720mlで3350円という価格。通常なら5千円くらいしてもおかしくない商品ですが、凄い低価格を実現されています。


最後に蔵の前で記念撮影です。
銀盤の堀川社長に会えてお話を聞かせていただいた事は、私に取って素晴らしい体験となりました。
有り難うございました。
銀盤4.jpg
商品の購入・質問は銀盤酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0765-54-1181 銀盤醸造元 銀盤酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。


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