2010年07月21日

黒部峡 | 林酒造場

黒部峡 林酒造場

所在地:富山県下新川郡朝日町境1608
銘柄:黒部峡 関桜
創業:1626年
杜氏:越後杜氏
仕込み水:軟水
訪問日:2010/07/21


寛永3年(1626年)から続く、富山県で最も歴史が長い蔵元が「黒部峡 林酒造」。
黒部峡 | 林酒造場

蔵の表玄関は、富山県近代歴史遺産百選にも認定されています。
黒部峡5.jpg
林酒造の誕生の経緯ですが、もともとこの地には加賀藩の大きな「関所」がありました。

箱根の関よりも規模が大きかったと云われ、武士が20名以上も常駐し、関所を守る代官は5000石の家禄が与えられていたと言います。

林酒造は加賀藩の与力で、この関所を守る任務の一方、酒造業も営んでいました。
寛永3年から酒造りをしていた事は解っているのですが、何代目なのかはお寺が火災で資料が消失し不明との事。

廃藩置県によって加賀藩より親子で2000両という退職金を受け取り、酒造業以外にも、みりん、味噌、醤油の製造も行ないますが、現在は日本酒のみを製造しています。


写真の方が林酒造の当主、林 洋一さんです。
祖先が武士である事が伺える、サムライの風格を持たれた方です。
黒部峡4.jpg



写真は貯蔵蔵です。
写真では、鉄筋コンクリートに見えそうですが、木の柱が支えている通り「木造」です。
手前の柱はタンクを移動させる際に、取り外れるようになっています。
黒部峡2.jpg

蔵元のこだわりの一つが古酒です。
蔵の中には古酒が熟成されています。
黒部峡3.jpg
林酒造が造るお酒は、富山酒の多くに見られる淡麗辛口系のお酒ですが、淡麗辛口ながら少し味が有るタイプを目指して造られています。

淡麗辛口の新潟酒と、山廃が多い石川酒の間のような存在。

最近力を入れているのが「にごり酒の食中酒」です。

もともと日本酒は薄く濁っていました。
食中酒ににごり酒があってもいいのでは?と考えた蔵元が、甘口ではなく、かといって無茶苦茶辛いにごり酒でもなく、食事に合わして飲む「旨にごり酒」に力を入れているとの事です。



最後に記念撮影です。
黒部峡7.jpg蔵のすぐ近くには青々とした美しい海が広がり、すぐ後ろには黒部の山々がそびえる、とても良い環境に蔵が位置しています。
旨にごり酒以外にも、富山湾の滑川の海洋深層水を用いて造った日本酒や、ホタルイカがセットになってカップ酒など、様々な日本酒を出荷されています。

ベテランの域に入られている蔵元ですが、新進気鋭の気持ちを持つ続けている蔵元だと思いました。

商品の購入・質問は林酒造場へお問い合せ下さい。
TEL:0765-82-0384 黒部峡醸造元 林酒造場
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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