2010年04月16日

高清水 秋田酒類製造株式会社

高清水 | 秋田酒類製造株式会社

所在地:秋田県秋田市川元むつみ町4番12号

銘柄:高清水 (たかしみず)
創業:1944年 昭和19年
杜氏:山内杜氏
訪問日:2010/4/9

代表銘柄
高清水 精撰
高清水 本醸造 上撰
高清水 特別本醸造 特撰


秋田市でタクシーに乗って、ドライバーさんに

 「秋田で一番沢山飲まれている日本酒は何ですか?」と

質問すると、大半のドライバーさんが「高清水」と答えるのではないでしょうか。

秋田で最も沢山売れている日本酒。
秋田のお父さんに最も愛されているお酒が高清水なのです。


高清水 秋田酒類製造株式会社
訪問してビックリ。この巨大な建物。
普段、2000〜3000石規模の酒蔵しか訪問していない筆者にとって圧巻。


蔵をご案内して頂いたのが製造部長の古木吉孝さん。

高清水_古木部長さん
私が案内されたのは、「酒造道場 仙人蔵」。

酒造道場の隣に、「やすらぎ場」というイベントルームがあり、お酒を絞る槽(ふね)という道具を利用して作られたカウンターが置かれてあります。写真の通り、とてもお洒落です。

そこでお酒を飲みながら、お話を伺いました。


高清水は普通酒を普通に造りたいと考えている蔵元です。

現在、純米吟醸酒や大吟醸酒といったお酒がこだわりの日本酒として脚光を浴びています。

しかし高清水は「裾野部分の日本酒ファンに愛される酒をしっかりと守る事。」を何よりも大切に考えている蔵元です。

確かに、秋田のお父さんは、概ね好きな日本酒は?と聞かれると高清水と答えられます。

ところで、そもそも「普通酒」とは何なのでしょうか?


和賀山塊
高清水が考える普通酒の一つの形が、この和賀山塊(わがさんこん)という日本酒です。

この酒は高清水の蔵の中でも特別な場所に位置する「酒造道場」にて造られる酒。

「酒造道場」とは、その名の通り道場である修行を行う為の蔵。

この蔵の蔵人の中でも「酒造りの腕を磨きたい」という志を持つ者しか、この蔵での酒造りが許されません。

仕込みタンクが5本置かれてあり、空調設備等は何もありません。
出来るだけ自然に近い状態の中で酒を造らなくてはならないのです。そう修行です。


温度1度の違いが酒造りにおいてどれだけ大切なのか。
そういった事を心から分かってもらう為の修行の場所なのです。


精米歩合55%。
吟醸酒レベルの酒ですが、高清水は普通酒にプライドを持つ蔵です。
吟醸酒とは名乗りません。
それどころか、酒に吟醸酒らしさも表現しません。

香りが穏やかな酵母を用いて、精米歩合55%まで磨いた酒でも吟醸酒の面影をあえて残しません。

高清水にとって吟醸酒や大吟醸といった「肩書きを持たない酒」が普通の酒なのです。
現在、会社で役職が付いている人も、いつかはその肩書きが無くなります。
肩書きが無くなった時に、人間の素の姿が現れる。

日本酒も肩書きを持たず、愛される人々に愛される姿であり続けよう。
それこそが高清水が考える酒の姿ではないかと思いました。


現在、蔵にある在庫は写真の1本飲み。
既にお酒は、ビンの底10センチ足らず。


普通酒に強いこだわりを持つ高清水だからこそ造ることの出来る酒。

山田錦35%精米の普通酒を造ってみたい。

そう語られていた古木部長さんの笑顔が印象的でした。

高清水 酒造道場そしてもう一つ圧巻されたのは「酒造道場」の美しさ。

写真を撮り忘れたのが痛恨のミスですが、映画のセットのような美しい蔵でした。

写真は蔵元サイトから拝借させて頂きました。


酒造道場の隣にある「やすらぎ場」というイベントルームは一般の方がイベントに使う事も可能です。
酒造りの最中でしたら、2階の資料館から酒造りの修行中の蔵人達の様子を見学する事が出来ます。

高清水のサイトによると、一般の方の蔵見学も受け入れているとの事なので、是非一度訪問される事をお勧め致します。
様々な蔵元を訪問されたことがある日本酒ファンには特に訪問をお勧めします。

本当に圧巻です。私もビックリしました。


商品の購入・質問は秋田酒類製造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:018-864-7314 高清水醸造元 秋田酒類製造株式会社
http://www.takashimizu-shop.com/

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