2013年11月20日

東薫(とうくん)|東薫酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 335蔵目

東薫(とうくん)|東薫酒造株式会社

千葉県香取市佐原イ627
蔵元のサイト:http://www.tokun.co.jp/


酒名:東薫(とうくん) ■創業:文政8年(1825年)8代 ■杜氏:南部杜氏 ■仕込み水:弱軟水 ■訪問日:2013/11/20

代表銘柄
東薫 大吟醸 叶
東薫 純米吟醸 卯兵衛の酒
東薫 吟醸 二人静

東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|外観
東薫酒造株式会社は文政8年(1825年)に石毛卯兵衛氏が創業した現在で8代続く酒蔵。

佐原の偉人、伊能忠敬はこの地で古くから造り酒屋を営んでおり、創業者の卯兵衛氏は伊能家の蔵で酒造りのノウハウを学び、酒造に関する権利を得て独立したと伝えられています。

江戸時代は現在のような道路が無かった為、川の水運を利用し物資の流通が行われてきました。
佐原は江戸と利根川で水運で結ばれていいたため、様々な生活物資を江戸に供給し、江戸からは文化、経済を得て「小江戸」と呼ばれ大変栄えたそうです。

味噌、醤油、お酒、みりん 醸造関係が盛んで、米で商いをするよりも、醸造してお酒などに変えたほうが利益が出ることから、佐原の中だけに40件以上の醸造関係の蔵があったそうでうす。しかし現在では東薫酒造と隣の馬場本店酒造の2件が残るだけです。

酒名「東薫」は昭和時代になってから出来た銘柄で、古くは「日の出屋」と呼ばれていたそうです。

「お父さんお預かりします」。蔵は営業日であれば見学可能。
東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|スイカ
蔵の売店ではスイカでお支払いが出来るとの事です。

写真は創業者の名前を冠した純米吟醸 卯兵衛の酒東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|純米吟醸 卯兵衛の酒

東薫酒造では毎年11月の中旬頃から、岩手県北上市から南部杜氏が来て酒造りを開始。鑑評会に出品する酒などは除き、千葉の酒造好適米「総の舞」など千葉産の米を主に使用。酵母も千葉県の酵母を用いるなど地元の素材を積極的に使い酒造が行われています。

東薫酒造を語る上で欠かせない存在が、この蔵で40年以上酒造りを続けている及川恒男杜氏。
東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|及川杜氏
20歳の時に蔵人として酒造りに道に進み、蔵で成人式を上げてもらったそうです。
富山の蔵で6年間酒造りを行い、次に石巻の蔵で勉強し32歳の時に南部杜氏の認定試験に合格。39歳の時に東薫酒造の杜氏として迎えられます。

東薫酒造では全国新酒鑑評会で通算13回の金賞を受賞。(千葉県内では最多)
東京国税局長から優等賞を33回。
現代の名工(卓越した技能者)、黄綬褒章も受賞されているという名杜氏です。

及川杜氏が世に出した酒の代表的な銘柄が「叶(かのう)」。
兵庫県産の山田錦を精米歩合35〜40%まで磨いた大吟醸酒。
香りと味のバランスを重視して造られるこの蔵のフラッグシップ。
それに対し、一番製造量が多い「東薫 金紋」を始めとする晩酌酒は淡麗辛口で後味のキレが良く飲み飽きしない酒を造られているとの事。

写真は仕込み部屋。
東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|仕込み部屋
蔵は3階建てになっていて、最上階の3階で米を洗って蒸し、麹と酒母が造られます。
2階は仕込み部屋となり醪(もろみ)が造られて、1階に槽場があって醪が搾られ酒が出来上がるという、上から下に向かって酒が出来上がっていきます。

東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|槽場

東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|槽場

訪問の証の記念撮影。 東薫(とうくん) 東薫酒造株式会社|記念撮影
千葉の好適米、千葉の酵母、千葉の水、オール千葉で造られた卯兵衛の酒に興味を示す吾郎。

私はどういう場所か知らず、この日初めて佐原に訪れたのですが景観の良さに驚きました。
水郷の町や小江戸と言われるとおり景観もよく、水郷の舟めぐりがあったり伊能忠敬記念館があったり時間があってゆっくりと見て回ったら楽しそうなところです。

蔵は基本、営業時間中は常時見学を受け付けていて、売電でお酒の購入も可能。(スイカも使えます)
佐原へ観光の際には訪問おすすめの蔵元です。




商品の購入・質問は東薫(とうくん)|東薫酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0478-55-1122東薫醸造元東薫酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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