2013年02月27日

富士山、白糸|牧野酒造合資会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 310蔵目

富士山、白糸|牧野酒造合資会社

静岡県富士宮市下条1037
蔵元のサイト:http://www.makino-shuzo.com/


酒名:富士山(ふじさん)、白糸(しらいと) ■創業:寛保3年(1743年)9代 ■杜氏:能登杜氏 ■仕込み水:軟水 ■訪問日:2013/2/27

代表銘柄
白糸 本醸造
特別純米酒 富士山
特別本醸造 富士山

富士山の西南麓に広がる静岡県富士宮市。
富士山の伏流水(軟水)に恵まれている富士宮には現在3社の酒蔵が酒造りをされています。
その中で、その名も「富士山」という酒名の酒を造る蔵が牧野酒造合資会社です。
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|外観
牧野酒造合資会社は寛保3年(1743年)に創業した9代続く酒蔵です。
9代目蔵元、牧野 利一さんの話によると、かつてこの辺りは穀倉地帯だったそうで祖先はこの地の地主だった事から余剰米から酒造りを始められたのではないか、との事。

昔の屋号は「カネワ」。昭和50年代に法人化され現在の社名「牧野酒造合資会社」となります。

1743年というと富士山の最後の噴火「宝永大噴火」が起きたのが1707年。
それから36年が経過している事から人々の生活も安定し「酒など造ろうか」という余裕も現れた頃だったのかもしれません。

写真の方が9代目蔵元、牧野 利一さんです。
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|牧野利一蔵元

代表銘柄は白糸富士山
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|特別本醸造 富士山
白糸はこの蔵でわかっている限りずっと昔から用いられていた酒名。
蔵から北へ約8キロほどの場所にある白糸の滝から来ているとの事。

そして現在の主力商品「富士山」は昭和後期に誕生した銘柄。
地元に相応しい名前というなのですが商標の獲得が難しかったそうで、苦労された末に昭和63年に登録が叶います。

写真は精米機。
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|精米機
使用する原料米は兵庫産の山田錦、地元、新潟、福井産の五百万石、地元の誉富士等を使用。
造りは11月よりスタートし甑倒しは2月。3月の前半まで搾りがあって後半には造りが終了。年間製造量は約400石。

代々、石川県より能登杜氏がきて酒造りをされているとの事。
静岡県は能登杜氏が酒造りを行う蔵が多いのですが、その理由はかつては石川県から汽車を乗り継ぎ一泊二日かけて静岡県まで来ていたそうで、距離的にも静岡くらいまでが限界だったとの事。

写真は釜場。
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|釜場

量的に一番良くれている酒は白糸 本醸造
地元のレギュラー酒のような存在。

蔵元がおすすめする酒は静岡酵母で仕込んだ特別本醸造 富士山
日本酒度でプラス10くらい上がりますが、数字ほど辛くなくスッキリした感じ。味と香りのバランスが良いとの事。
それともう1つのお薦めは能登杜氏による金沢酵母を用いて造った純米酒 富士山は女性的な優しい酒。

酒母室
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|酒母室 もと場

仕込み部屋
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|仕込み部屋

蔵が造っている酒は晩酌で飲んでお美味しい酒が主体。
一杯目よりも2杯め3杯めに美味しくなる酒。

華やかな吟醸香を抑え、香りが穏やかで丸があってふくよかな酒。

刺身に例えれば大トロより赤身がいいのかの違いで、大トロは美味しいのですが沢山食べるのではありません。
赤身の刺身のように普段に飲んでもらう酒を主体で製造されているとの事です。

槽場
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|槽場

蔵の屋上。天気が良ければこの向こうに富士山を眺める事が出来るとの事。
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|屋上

訪問の証の記念撮影。仕込み水の柔らかさに驚く吾郎。
富士山、白糸 牧野酒造合資会社|記念撮影
仕込み水は蔵から1キロ離れた場所に富士山の伏流水が岩肌に当たって吹き出しているという椿澤の水を使用。水質はとてもやわらかい軟水。
乾いた喉に滑り落ちるとても清らかな水に驚く吾郎でした。




商品の購入・質問は富士山(ふじさん)|牧野酒造合資会社へお問い合せ下さい。
TEL:0544-58-1188富士山、白糸醸造元牧野酒造合資会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

この記事へのトラックバックURL

http://sanoya.jizake.com/t2344

蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ 佐野屋 地酒.com
◆佐野屋 地酒.com
蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ。