2012年11月29日

鈴鹿川、作(ざく)|清水清三郎商店株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 296蔵目

鈴鹿川、作(ざく)|清水清三郎商店株式会社

三重県鈴鹿市若松東3−9−33
蔵元のサイト:http://suzukagawa.com/


酒名:鈴鹿川、作(ざく)、喜代娘 ■創業:明治2年(1869年)6代 ■杜氏:社員杜氏(無所属) ■仕込み水:中軟水 ■訪問日:2012/11/29

代表銘柄
鈴鹿川 純米
作 雅乃智 純米吟醸 中取り
大黒屋光太夫 切れ味の純米

鈴鹿サーキットで有名な三重県鈴鹿市。
最寄り駅、白子(しろこ)駅の周辺は、備え付けられている自販機まで鈴鹿サーキットのデザインが施されています。

バイクや自動車のイメージが強い鈴鹿市ですが、いにしえより酒造りが盛んな土地だったそうで伊勢神宮を定めるまでの記録を書いた「倭姫命世紀(やまとひめのみことせいき)」という書物の中に「味酒鈴鹿国」との記述があり、古代日本において酒造りの産地として有名だったそうです。(大辞林 旨酒 で検索

また戦国時代時代、本能寺の変が置きた際に大阪にいた徳川家康が伊賀越えをし、この白子の港から船で岡崎城に逃げ逃れたとの事。そのような背景から白子の町は徳川から大切にされ紀州藩の飛び地として保護されます。紀州藩の交通手形によって江戸への物流が速やかに行われる白子周辺は商業も栄えたそうです。

その鈴鹿市に残る唯一の酒蔵が、作(ざく)、鈴鹿川という名の酒を醸す酒蔵が清水清三郎商です。
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|表札
清水清三郎商は明治2年(1869年)、清水清三郎氏が創業した現在で6代続く酒蔵です。

蔵から距離にして約200メートルの場所に北若松の漁港が存在しますが、創業者の清三郎氏は北若松港にて「網元(あみもと)」と呼ばれる漁網や漁船を所有する漁業経営だったそうです。その網元を大黒屋という屋号で商いをされたいたそうで、蓄えた資金をもとに、当時景気が良かった酒造業へ進出。
酒造業の創業当初の屋号は清水清三郎商店、明治の後期頃から喜代娘という名の酒を製造。
昭和27年から清水醸造株式会社と社名を変更し、平成24年に再び創業当時の清水清三郎商店に社名を戻されます。
写真の表札は伊勢神宮を修理した際に発生した残材「御造営残材」で作られたもの。

江戸後期に南若松から「大黒屋光太夫」という人物が現れますが、創業者の清水清三郎氏とは親戚にあたるとの事。

写真の方は6代目 清水慎一郎蔵元
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|清水慎一郎蔵元

こちらの方が酒造りの責任者、内山智広杜氏
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|内山智広杜氏
清水清三郎商店の主力商品の「作(ざく)」は首都圏を中心に人気が上昇中。
その需要に応える為、蔵を改造し8月を除いて通年で酒を製造する四季醸造蔵。

酒造りに用いる米は、三重県産の山田錦、神の穂、五百万石。鈴鹿市の契約農家に作ってもらっている三重の夢、きぬひかりを使用。
800キロ仕込み用のタンク6本と1.5トン仕込みのタンク1本を使用し6日に1本のペースで仕込んでいます。

写真は釜場。
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|釜場
この日は朝イチで清水清三郎商店に訪問した為、蒸しが行われていました。
写真でも解る通り、かなり小さな甑です。

鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|麹室

鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|酒母室

写真が仕込み部屋です。
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|仕込み部屋
左側のシルバーのタンクで800キロ仕込み。ジャケットタンクで温度調整が可能。右に見える緑のタンクが1.5トン仕込み。合計7本のタンクが使用されています。

写真は圧搾機です。
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|槽場
清水清三郎商店で使われている圧搾機はプラスチック素材のフィルターを使用。
メリットはプラスチック素材のため金属臭などのエグ味が付かず、とても奇麗な酒を絞れる事。
軽くてメンテナンスが楽。
掃除がしやすくフィルターを2セット持っていて2〜3週おきに取り替えて使用されているとの事。
デメリットはプラスチックなので圧を強くする事が出来ず、絞り終えるのに2〜3日かかるとの事。
槽場は2度に調整された大きなプレハブ倉庫の中にあります。

最後に訪問の証の記念撮影。
鈴鹿川、作(ざく)清水清三郎商店株式会社|記念撮影
プラスチック製のフィルターの軽さに驚く吾郎。

清水清三郎商店には8年ほど前に訪問して以来でした。蔵の外側は変わっていませんが、昔使っていた大きなタンクなどが整理され、四季醸造蔵として中は大きく変わっていました。

蔵は四季醸造のメリットを生かし、平成24年から「作 プロトタイプシリーズ」という新製品を展開。
この酒は新種特有の炭酸か少しからんだフレッシュな酒を生ではなく扱いやすい火入れにて販売。当店でもとてもよく売た商品で販売実績がグンとあがりました。
ここ数年で人気が上昇しはじめた三重県で注目の蔵元です。




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