2012年11月28日

噴井(ふきい)|石川酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 294蔵目

噴井(ふきい)|石川酒造株式会社

三重県四日市市桜町129
蔵元のサイト:http://e-sakagura.co.jp/


酒名:噴井(ふきい) ■創業:天保元年(1830年)6代 ■杜氏:社員杜氏(無所属) ■仕込み水:軟水 ■訪問日:2012/11/28

代表銘柄
噴井 純米
噴井 大吟醸

噴井(ふきい) 石川酒造株式会社|外観
石川酒造株式会社は天保元年(1830年)に石川丈助氏が創業した現在で6代続く酒蔵です。

石川家はこの地に70町の土地を持つ大地主で、同時に無足人という身分だったそうです。
無足人とは津藩の大名、藤堂高虎がこの地にいる地侍に対してとった身分の一つです。

関ヶ原の戦いが終わり、藤堂高虎は伊予今治藩から津藩へ国替えとなったのですが、この地は織田信長の時代から、伊賀忍者と称される半農の傭兵集団が多く潜んでいた地域でした。
農民といえども高い軍事力を持っていたようで、高虎は単なる農民とは扱わず無足人という、録を与えない士族(郷士)という身分を与え、苗字帯刀を許し一般の百姓より上に立たせることで支配体制に取り込んだと考えられています。

蔵元の祖先は古くは近江からこの地に来た士族と伝えられており、戦国期はひょっとしたら伊賀忍者だったのかもしれません。

江戸後期の天保元年(1830年)に石川丈助氏が酒造りを始めますが、2代目の丈三郎氏は戊辰戦争に参加した後、酒造業に専念。蔵を大きくさせたそうで明治28年の日本酒番付によると製造量が979石で番付中段付近に名が記されています。

写真は蔵の門構え。
噴井(ふきい) 石川酒造株式会社|門構え
蔵の建物の15箇所がつが有形文化財に指定。県内では最多だとか。

写真は井戸。この井戸も文化財に指定されているとの事。 噴井(ふきい) 石川酒造株式会社|井戸

噴井(ふきい) 石川酒造株式会社|井戸水
蔵の主力銘柄の「噴井(ふきい) 」は、井戸水が自噴し湧いて出ている事から命名。 水質は超軟水。

子供でも違いが解るほど飲んでとても美味しい水で、特にこの水で麦茶を作ったら美味しいそうです。
社員だけではなく、料理屋さんも汲んで帰られるとの事。

造られる酒も水の特性を活かした丸く穏やかな酒。
三重県産の山田錦、神の穂を使用し、昨年までは南部杜氏が来て酒造りをされてきましたが、今年の造りから社員による酒造りを開始。

水が軟水である事を加え、酸がとても穏やかであるため日本酒度はプラスに造っているそうですが、それでも多少甘みが感じられるとの事。東京へ日本酒度プラス5という酒を造って持っていても誰も辛口とは言わなかったそうです。

訪問の証の記念撮影。井戸水に感心する吾郎でした。
噴井(ふきい) 石川酒造株式会社|記念撮影




商品の購入・質問は噴井(ふきい)|石川酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:059-326-2105噴井醸造元石川酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

この記事へのトラックバックURL

http://sanoya.jizake.com/t2146

蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ 佐野屋 地酒.com
◆佐野屋 地酒.com
蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ。