2012年11月01日

東鶴(あづまつる)|東鶴酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 287蔵目

東鶴(あづまつる)|東鶴酒造株式会社

佐賀県多久市東多久町大字別府3625


酒名:東鶴(あづまつる) ■創業:天保元年(1830年)6代 ■杜氏:蔵元杜氏 ■仕込み水:弱硬水 ■訪問日:2012/11/1

代表銘柄
東鶴 特別純米

佐賀県の中央に位置する多久市。
今から50年ほど前に炭鉱で栄えたそうですが、閉山に伴い人口が減少。
総人口が2万人という小さな市です。

この多久市に休造中の酒蔵を復活させた注目の新進気鋭の酒蔵があります。
東鶴(あづまつる)という名の酒を造る、東鶴酒造株式会社です。
東鶴(あづまつる) 東鶴酒造株式会社|外観
東鶴酒造株式会社は天保元年(1830年)に創業した現在で6代続く酒蔵です。創業の経緯など詳しいことは資料が残っていないので不明との事ですが、もともとはこの地域の地主で米があったから酒造りを始めたのが経緯ではないかと言われています。

蔵はこの地で東鶴(あづまつる)の酒名で酒を造っていましたが、先代の蔵元が副業でコンビニエンスストアの経営を始めます。

次第にコンビニの方が忙しくなり、本業と副業が逆転。コンビニが本業となり、酒造業は副業のような状態になったそうです。
酒造りも毎年ではなく3年に1回など、在庫がなくなったら造るという状態。
もちろん造っていた酒は上撰一種類のみ。そんな状態が続き、休造状態になったそうです。

写真の方が造りを復活させた6代目蔵元、野中 保斉(やすなり)さん。
東鶴(あづまつる) 東鶴酒造株式会社|野中保斉蔵元 先代の蔵元がコンビニエンスストアを始めた時、保斉さんはまだ小学生だったそうです。

保斉さんは日本酒が苦手だったそうで、学校を出て社会に出る際に一度は酒蔵を継ごうという気持ちが芽生えたそうですが、やっぱり日本酒は苦手だったので継ぐのを止め、外に出て働きに行きます。

酒造業とは全く関係ない道に進まれたのですが、ある時とても美味しい純米酒に出会ったそうです。それを機会に、日本酒に興味を持ち始め、様々な日本酒を飲むようになります。

次第に日本酒に惹かれていく中、実家の造り酒屋を思い出し「自分でもこんな日本酒を造ることが出来たら」と日本酒造りの願望が生まれてきたそうです。

そしてある時、勢いに任せ会社を退職。
酒造り復活のため活動を開始。
山口の酒蔵に酒造りの勉強に行ったり、滝野川の醸造研究所に勉強に行きます。

そして平成21に酒造りを復活。(平成20酒造年度)
初年度の時は、槽の積み方が解らなかったり、様々な部分で解らない部分があったので、ベテランの方に手伝ってもらいながら酒造りを再開されます。

写真は釜場です。
東鶴(あづまつる) 東鶴酒造株式会社|釜場

写真は仕込み部屋。
東鶴(あづまつる) 東鶴酒造株式会社|仕込み部屋
仕込みに用いるタンクは6本。

酒造りは毎年、10月末からスタートし3月末に甑倒し。
年間で100石という小規模生産をされています。

酒造りにコンセプトは、佐賀県の酒の流れをくみつつ、自社独自の旨みが出せる酒。
その為には、しっかりと米のポテンシャルを引き出す酒造りを心がけているとの事。

休造していた期間もあった事から地元市場は強くなく、製造されるの8割が県外に向けて出荷されているそうです。
特定名称酒を応援してくれる店が県外を中心に自然と現れてきて現在に至っています。

写真は槽場。
東鶴(あづまつる) 東鶴酒造株式会社|槽場
昔ながらの槽で酒を搾ります。

最後に訪問の証の記念撮影。感じのよいカップ酒のビンに感心する吾郎。
東鶴(あづまつる) 東鶴酒造株式会社|記念撮影

保斉さんが是非飲んで頂きたいというお薦め商品は東鶴のしぼりたての生。 この酒は12月から4月ごろまで発売されている商品で、新鮮な風味にこだわった酒。東鶴の入門酒として是非との事。

また保斉さんは意識した訳ではないとの事ですが、現在造られているお酒は全量が純米酒です。
なので私が手にとって感心したカップ酒も純米酒。
是非飲んでみたいと思うカップ酒です。




商品の購入・質問は東鶴(あづまつる)|東鶴酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0952-76-2421東鶴醸造元東鶴酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。 佐賀県多久市の酒蔵。東鶴(あづまつる)という名の日本酒を造る東鶴酒造株式会社の訪問記。

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