2012年10月26日

綾菊(あやきく)|綾菊酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 285蔵目

綾菊(あやきく)|綾菊酒造株式会社

香川県綾歌郡綾川町山田下3393-1
蔵元のサイト:http://www.ayakiku.com/


酒名:綾菊(あやきく) ■創業:1790年(寛政2年) ■杜氏:安芸津杜氏 ■仕込み水:軟水 ■訪問日:2012/10/26

代表銘柄
綾菊 純米吟醸 国重
綾菊 讃岐
山廃仕込純米酒 よいまい綾菊

香川県といえば讃岐うどん。
有名な山越うどん、田村など、うどん激戦区に存在する酒蔵が綾菊酒造株式会社綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|外観
綾菊酒造株式会社は第二次大戦が終わる終戦末期に、この地域にあった5つの酒蔵が合併して出来た酒蔵。

第二次大戦中の昭和17年、戦時経済の統制強化を目的に、国の命令によって酒蔵の多くは合併させられる事になります。

蔵は創業の年を寛政2年としていますが、これは合併した4社の中で一番古い創業である苧坂(おさか)家のものを採用しため。

蔵の場所は、合併5社の中で最も良質の米が取れる「山田」に位置していた泉谷家の蔵を使用することになりました。
この場所は香川県内屈指の良質米産地で、大正天皇御即位の際に献上米産地に選ばれたそうです。

写真は釜場です。
綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|釜場
綾菊酒造では毎年11月頃から酒造りが始まり、3月の末頃に甑倒し。
週に1本か2本のペースでモロミを立て年間製造数は約1000石。

酒の造り手は広島の安芸津杜氏、国重 弘明氏。
1936年生まれの国重杜氏は、昭和43年に綾菊酒造の杜氏を務め、今年76歳となる今でも現役の杜氏。

13年連続で全国新酒鑑評会で金賞を受賞したキャリアを持ち、平成7年に杜氏の世界では初となる「現代の名工」に選ばれ、平成19年には黄綬褒章を受賞。

杜氏の中で、現代の名工に選ばれ、かつ黄綬褒章を得ている人は、綾菊の国重杜氏と、福島県の末廣の佐藤寿一杜氏、そして岩手県の藤尾正彦杜氏の3名のみ。
綾菊酒造の顔というべき存在です。

国重杜氏が高く評価される理由の一つに、山田錦ではなく「オオセト」という米を用いて全国新酒鑑評会で幾度も金賞を受賞されるという点があります。

酸とアミノ酸の数値が近い、飲み飽きしないスッキリした酒を得意とされるそうです。

写真は麹室。
綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|麹室
国重杜氏は広島から蔵人を従えて酒造りに来る、というスタイルではなく国重杜氏のみが来られるとの事。なので蔵人は社員が中心。写真の方は蔵を案内していただいた社員の方。

綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|麹室2

写真は酒母室。
綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|酒母室

写真は仕込み部屋。 綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|仕込み部屋
床に正方形に空いた部分がありますが、その下にタンクの口があります。
この部屋では2000キロという中規模な仕込みが行われています。

綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|吟醸仕込部屋
こちらは大吟醸酒などを500キロの小仕込みが行われている仕込み部屋。

写真は圧搾機です。
綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|槽場

訪問の証の記念撮影。仕込み水を試飲する吾郎。
綾菊(あやきく) 綾菊酒造株式会社外観|記念撮影
最後に蔵元が話された言葉で、現在、個性が光った日本酒が市場を席巻していますが、綾菊が目指す酒は「これが日本酒の基準となる酒」。日本酒専門店には国重のような「日本酒の基準となる酒を」是非一点加えて欲しい、という言葉がとても印象に残りました。




商品の購入・質問は綾菊(あやきく)|綾菊酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:087-878-2222綾菊醸造元綾菊酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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