2012年07月18日

日輪田(ひわた)|萩野酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 269蔵目

日輪田(ひわた)|萩野酒造株式会社

宮城県栗原市金成有壁新町52
蔵元のサイト:http://www.hagino-shuzou.co.jp/


酒名:日輪田(ひわた)、萩の鶴(はぎのつる) ■創業:1840年(天保11年) ■杜氏:蔵元杜氏(諸派) ■仕込み水:中軟水 ■訪問日:2012/7/18

代表銘柄
日輪田 美山錦 純米吟醸
日輪田 蔵の華 純米吟醸
萩の鶴 手作り純米酒

日輪田(ひわた) 萩野酒造株式会社|外観
日輪田(ひわた)、萩の鶴(はぎのつる)という名の酒を造る萩野酒造株式会社は1840年(天保11年)に佐藤 兵三郎氏が創業した酒蔵です。

蔵の前の道は江戸まで続く旧奥州街道で、この坂を少し下った場所に「有壁宿本陣」というお殿様が泊まる特別な宿があります。

その有壁宿本陣の家に生まれた兵三郎氏が独立し、建てた酒蔵が萩野酒造と言われています。

写真の方は次世代蔵元、佐藤 曜平さん。
日輪田(ひわた) 萩野酒造株式会社|佐藤曜平氏
かつてこの地域は「萩野村」と呼ばれていたそうで、地名から萩の鶴という酒名の酒を造られています。

平成14年、大学で醸造学を学んだ佐藤曜平氏さんが、卒業後に蔵に戻ってきた年に「日輪田(ひわた)」という銘柄が誕生。
現在、萩野酒造のこだわりブランドとして全国展開中です。

日輪田という酒名は「お日様」と「田んぼ」の恵みを皆で「輪」になって楽しんでほしいという意味から来ているとの事。

この地域は仙台のような都市部でもなければ海からも遠く、料理と言えば芋の煮っころがしや辛い漬物が多いそうです。
日輪田は割烹着が似合うおふくろのような、すこし田舎っぽい酒をイメージして造られているとの事。発酵が進んで酸っぱくなりかけている青菜漬とか、山の田舎料理に合わせたい骨太な酒。

飾らない日常酒を上質な純米酒で提案したい、というのが日輪田のコンセプトだそうです。

曜平さんに蔵をご案内して頂きました。 日輪田(ひわた) 萩野酒造株式会社|建設中の新蔵
写真は現在建設中の新蔵の骨格。
鉄骨構造の1階建てです。

酒蔵の建物ですが、大正時代以前というと木造の2階建てで、仕込みタンクの口の部分が丁度2階にあり、その関係で酒母室や麹室が2階にあるという、1階〜2階を行ったり来たりして酒を造るという建物が多いと思います。

それが昭和以降になると、鉄骨の3階建ての蔵が建てられるようになります。
3階は洗米・釜場。2階で仕込んで1階に槽場で酒を搾るという、上から下に降りるに従って酒が出来上がるという蔵。

そして現在の蔵はというと、1フロアーの一箇所集約型。
洗米・釜場のすぐ向かいには麹室があり、直ぐ隣には酒母室、仕込み部屋があり、仕込み部屋の向かいには槽場が置かれています。
それぞれの距離が近く、導線が短いために、原料の移動運搬の効率がよく、少人数で効率良く仕込めるような蔵。

萩野酒造の新しい蔵は1フロアー集約型の現代風の蔵で3期醸造が可能との事。
仕込み部屋は冷蔵完備。搾り機ごと冷蔵庫で囲んでしまうとの事。
高さが有るように見えますが、仕込みタンクに櫂入れを行う作業を考えると、これくらい天井の高さが必要になるとの事です。

写真は今まで使ってきた麹室です。
日輪田(ひわた) 萩野酒造株式会社|麹室
萩野酒造では、搾り機が小型であるための、タンク1本の仕込みが最大で1トンまで。なので麹室への米の引き込みは多くて100キロ程度という事で麹室の大きさはコンパクトです。
室は石の建物の中に造られている為、私が訪問した7月だとひんやりと涼しく感じられました。
新しい蔵では、もう少し余裕をもった大きさの室を作る予定との事。

写真は仕込み部屋。
日輪田(ひわた) 萩野酒造株式会社|仕込み部屋
仕込みは大きいサイズで1トン、あとは600キロ仕込との事。

酒造りは蔵元自らが行なっていて、南部杜氏の流れをくむ独自流。
製造されている酒の95%が純米酒で、全量特定名称酒との事。
原料米は宮城県産の美山錦を中心に、宮城県の酒造好適米「蔵の華」や食米のヒトメボレを使用。県外の米としては山田錦、雄町を使われているそうです。

昔ながらの建物ですが、土地が広いせいか1階で全て収まっているためコンパクトな印象を受けました。

最後に訪問の証の記念撮影。
日輪田(ひわた) 萩野酒造株式会社|記念撮影
「吟洗スパイラル」という名の洗米機に関心する吾郎。
最近ではウッドソンと呼ばれる洗米機を使用する蔵が多いそうですが、まだまだ吟洗スパイラルを使っている蔵は多いとの事。

宮城県の新進気鋭、日輪田
新蔵完成後、どう進化していくのか楽しみな蔵元です。
次世代蔵元のイベント等に度々、出展されている蔵元なので、お見かけした際は是非お試し下さい。




商品の購入・質問は日輪田(ひわた)|萩野酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0228-44-2214日輪田、萩の鶴醸造元萩野酒造株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

この記事へのトラックバックURL

http://sanoya.jizake.com/t1712

蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ 佐野屋 地酒.com
◆佐野屋 地酒.com
蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ。