2012年04月25日

庭のうぐいす|合名会社山口酒造場

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 251蔵目

庭のうぐいす|合名会社山口酒造場

福岡県久留米市北野町今山534番地1
酒名:庭のうぐいす ■創業:1832年(天保3年)11代 ■杜氏:社員杜氏(諸派) ■仕込み水:軟水 ■訪問日:2012/4/25

代表銘柄
庭のうぐいす うぐいすラベル 特別純米
庭のうぐいす うぐいすラベル 純米吟醸
庭のうぐいす だるまラベル 特別純米

庭のうぐいすを造る合名会社山口酒造場は、 天保3年(1832年)に山口家の5代目当主、利七氏によって創業した約180年の歴史を持つ現在11代続く酒蔵です。
庭のうぐいす 合名会社山口酒造場|外観
利七氏はこの地の地主であり同時に古手屋(ふるてや)という屋号で両替商を営んでいたそうです。

度々庭に飛来し水を飲んだり水遊びをするうぐいすを見て「きっと清らかな水に違いない」と思った事が、酒造業への参入のきっかけであると伝えられています。

庭のうぐいす 合名会社山口酒造場|外観2

蔵が創業した1832年というと、ペリーが浦賀にやってくる21年前、明治時代が始まる36年前です。
6代目の利助氏の代には年号は明治なので、時期的には幕末に創業した酒蔵に入ります。
幕末に創業を開始する蔵はとても多いのですが、この頃にはどの藩も財政状況はとても厳しかったようです。
米相場安定と、商業を活性化させる事によって藩の財政を賄う為、地主、庄屋、両替商などに酒造免許を発行していたのではないでしょうか。
蔵の周辺には現在でも4社の酒蔵があり、一番古い蔵は1794年(朝凪酒造)創業ですが、他は1818年〜1855年と幕末頃に集中して創業しています。
蔵のホームページによると、六代目・山口利助の頃には「有馬藩御用達」の商人として召抱えられている事から、藩は幕末の次期に財源確保の一環として酒造の免許緩和を行ったのかもしれません。

現在、蔵は11代目と名乗っていますが、これは山口家としての創業から数えて11代という事。酒造業から数えると7代という計算になります。

写真は酒名「庭のうぐいす」の由来となったお庭。
庭のうぐいす 合名会社山口酒造場|酒名由来の庭
写真ではうまく写っていませんが奥の木の下あたりが池になっています。

庭のうぐいす 合名会社山口酒造場|商品
原料米は糸島産の山田錦を麹米に、掛米は地元産の夢一献をメインに使用。
筑後川の伏流水(軟水)を酒造りに用いています。

庭のうぐいすは、お酒単体で飲むというより食中酒としての位置づけの酒。
この地域は醤油が甘い為、醤油を使って味付けをする料理は少し甘くなるそうです。
その醤油にリンクした酒質の酒との事。
この地域は冬が暖かく、モロミが溶けやすい事から、甘口の酒に仕上がりやすい傾向があるそうです。それが醤油を使って味付けする料理にとてもリンクするとの事です。

一番良く売れている商品は「うぐいすラベル 特別純米(緑)」。
蔵がおすすめする主力商品は「うぐいすラベル 純米吟醸(紫)」

写真は蔵にある販売店。
特に蔵見学というのは行われていないようですが、蔵でお酒の購入は可能。
庭のうぐいす 合名会社山口酒造場|店内

蔵の方の説明では、 庭のうぐいすは料理の脇役に徹した酒なので、香りはそこまで追求していません。
ただ現代人はお酒を量を飲まなくなったので、香りはある程度あって、甘味もあって酸味もあるジューシーな酒が流行っているのではないでしょうか。
その点では庭のうぐいすはそれとは全く逆の酒、との事。

訪問の証の記念撮影。 庭のうぐいす 合名会社山口酒造場|記念撮影
酒名の由来となったお庭で記念撮影。
池の水の綺麗さに驚く吾郎でした。




商品の購入・質問は庭のうぐいす|合名会社山口酒造場へお問い合せ下さい。
TEL:0942-78-2008庭のうぐいす醸造元合名会社山口酒造場
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

この記事へのトラックバックURL

http://sanoya.jizake.com/t1691

蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ 佐野屋 地酒.com
◆佐野屋 地酒.com
蔵元の熱き思いをお届けします。年間発送1万件以上 地酒のセレクトショップ。