2012年01月20日

一白水成|福禄寿酒造株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 再訪問

一白水成|福禄寿酒造株式会社

秋田県南秋田郡五城目町字下タ町48番地
酒名:一白水成(いっぱくすいせい)、福禄寿(ふくろくじゅ) ■創業:元禄元年(1688年)16代 ■杜氏:山内杜氏 ■仕込み水:弱硬水 ■訪問日:2012/1/20

代表銘柄
一白水成 特別純米
一白水成 純米吟醸 袋吊り

福禄寿酒造は2010年4月以来の2度目の訪問になります。
今回、日本酒愛好家の方から酒蔵訪問ツアーをお誘いいただき再訪問してきました。

一白水成 福禄寿酒造株式会社|外観 八郎潟のとなりにある秋田県五城目町の酒蔵「福禄寿酒造株式会社」。
創業は元禄元年(1688年)という320年以上の歴史を持ちます。
蔵元の祖先は石川県の松任市に住んでいたようで、安土桃山時代に織田信長による一向一揆攻めにより、この地に逃げ延びてこられたとの事。

レンガ作りの外観が映える美しい酒蔵。

蔵の入口の玄関の写真。
一白水成 福禄寿酒造株式会社|玄関

蔵の建物は平成8年に全国登録有形文化財に指定されています。
一白水成 福禄寿酒造株式会社|有形文化財

写真の方は福禄寿酒造株式会社16代目蔵元、渡邉 康衛(こうえい)さん。
一白水成 福禄寿酒造株式会社|渡邉 康衛さん 2006年に誕生させた酒「一白水成(いっぱくすいせい)」は日本酒ファンの間で評判の酒です。

写真は地元銘柄の福禄寿。
一白水成 福禄寿酒造株式会社|商品 福禄寿酒造は、一般の方の見学にオープンな酒蔵です。
外観のみならず、蔵の中もとても綺麗で、古き良き酒蔵の面影を色濃く残しています。
蔵の売店では地元銘柄の「福禄寿」の購入が出来ます。

一般的に首都圏等で話題とされている酒蔵の多くは、一般の蔵見学はお断りしているケースが多いのですが、日本酒の愛好家にとってありがたい存在といえるでしょう。

写真は洗米・浸漬の様子です。
一白水成 福禄寿酒造株式会社|洗米 蔵人は皆さん、お揃いの帽子と作業服で仕事をされています。
米の浸漬ですが、ステンレス製の網ではなくプラスチック(塩化ビニール?)製のものが使用されています。

確かにステンレス製の方が水はけの良さが違うのかもしれませんが、とても高価であるとききます。
限りある予算から最大限の効果を得るには、今はこの部分への投資をする時期ではないと考えておられるのではないでしょうか。
蔵の中にはタンクごと入る大型冷蔵庫をはじめ、2年前に訪問した頃と比べ冷蔵設備がかなり強化されたように見えました。

写真は釜場です。木の甑(こしき)が現役で使われています。
一白水成 福禄寿酒造株式会社|釜場 蔵元の話によると、写真のような昔ながらの木の甑でも工夫次第で「甑はだ」を起きにくくする事が出来るとの事。

この地域は、冬になると雪で建設業は仕事ができないために、冬季に酒蔵で働く建設業関係の人が多いとのことです。
ここの蔵にも、蔵人の中に大工さんがいるそうで、様々な醸造設備を自作で用意されたりメンテナンスを行われているそうです。

創意工夫でカバー出来る部分は人間に頑張ってもらい、そうではなく冷却など機械でないと出来ない部分は資金を積極的に投入する。
そんな感じで資金を効果的に運用しつつ、酒質の向上を図る。
それによって、美味しい酒をお求めやすい価格にて日本酒ファンに提供する。
蔵元はそんな方針で酒造りをされているのではないでしょうか。

写真は仕込み水。 一白水成 福禄寿酒造株式会社|仕込み水 秋田県でも珍しい硬水で、カルシウムイオン・マグネシウムイオンを置く含む水との事。

最後に訪問の証の記念撮影。 一白水成 福禄寿酒造株式会社|記念撮影 今回は愛好家の皆さんに混ざって訪問させていただいたという事で、個人的に踏み入った取材は控えさせて頂きました。
てきぱきと作業をされる蔵人さんの様子に感心する吾郎でした。




ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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