2011年06月21日

杉並木、姿|飯沼銘醸株式会社

新進気鋭 酒蔵訪問の旅 200蔵目

杉並木、姿|飯沼銘醸株式会社

栃木県上都賀郡西方町大字元850
酒名:杉並木、姿 ■創業:1811年(文化8年)8代 ■杜氏:蔵元杜氏(諸派)
■仕込み水:軟水 ■訪問日:2011/6/21

代表銘柄
杉並木 特別本醸造
姿 純米吟醸 山田錦
姿 純米吟醸生原酒 Black Impact(ブラック インパクト)

酒蔵訪問の旅、記念すべき200蔵目は、今年で創業200周年となる飯沼銘醸株式会社です。 杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|外観

飯沼銘醸株式会社は文化8年(1811年)に堺屋 岩次郎氏が創業した現在8代続く酒蔵です。
丁度私が訪問した2011年は、蔵が創業し200周年になります。

岩次郎氏は新潟県の越路町の出身で「出稼ぎ酒屋者」と呼ばれる、出稼ぎでこの地に来て酒蔵となった一人だと言われています。
江戸時代の末期になると、越後からの出稼ぎ労働者が栃木や群馬に現れるようになります。

出稼ぎ者の多くは農業手伝いや大工など職人として働いたり、行商などが多かったそうですが、取引関係の酒蔵に出入りているうちに主人に見込まれ酒蔵で働くようになったり、同郷の蔵人から誘われ酒男になります。
やがてその人々の中から頭角を表し蔵を買い取るなどをして酒造業を始める者が現れます。

栃木県酒造組合が発行した「栃木酒のあゆみ」という資料によると、文化年間には「酒造勝手次第」という酒造業への新規参入の規制が度々解除された記録がある事からそのチャンスに乗じ、酒造業を始めたのではないかと推測されています。
創業当時の屋号は堺屋、酒名は「秋錦(あきにしき)」ではないかと言われています。

栃木には越後出身の蔵元が多く、近江商人または越後出身の蔵元で大半をしめます。


写真の方は次期蔵元であり、この蔵の杜氏でもある飯沼徹典さん 杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|飯沼徹典氏 酒造りの方針は、酒造りはチームワークが大切、優しさの中にも厳しさがあり。

一冬の間、蔵人と共に酒造りを行うのに、一番重要なのはチームワークという考え方をされています。
イライラした環境だと良いチームワークが出来ません。
小さなミスを発見しカリカリ注意するより、和やかな環境で酒造りをしたほうが良い酒が出来る。そのような考えのもと蔵人たちと酒造りをされているとの事。


飯沼銘醸の主力銘柄「杉並木杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|杉並木

現在の主力銘柄「杉並木」は昭和25年ごろ誕生します。
この酒は地元向けの端麗辛口で地元では断然人気。地元では杉並木ではないとダメ、という消費者が多いとの事。


県外向けの限定流通品「姿杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|姿

それに対し2002年に限定流通ブランドとして誕生した酒が「姿(すがた)」。こちらは濃醇旨口タイプの酒。

酒造りに用いる原料米で最も多く用いているのが山田錦、次に五百万石。雄町、ひとごこと、栃木酒14号といった酒造好適米を使用し、中軟水の大谷川の伏流水を用いて酒造りをしています。

個性豊かな酒が多い栃木の地酒の中、飯沼銘醸も流派にとらわれない自由な発想で酒造りを続けていきたい、との事。
特に姿シリーズは、日本酒ファン向けの無濾過生原酒系の特殊な酒が大半。
日本酒ファンには要チェックの酒蔵です。


写真は釜場。昔ながらの和釜を使用しているとの事。 杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|釜場

写真は麹室 消毒中で中は撮影できませんでした。 杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|麹室

仕込み部屋 静かな空間で発酵が行われます |仕込み部屋

仕込み部屋は昔ながらの建物ですが、密閉されていて空調によって温度のコントロールが可能。


杉並木 姿 飯沼銘醸株式会社|記念撮影

訪問の証の記念撮影は、仕込み部屋の入り口で撮影。

部屋の温度を管理するため、コンクリートで作られた、分厚く重いドアに驚く吾郎でした。




商品の購入・質問は杉並木、姿|結城酒造株式会社へお問い合せ下さい。
TEL:0282-92-2005杉並木、姿醸造元飯沼銘醸株式会社
ここで書かれているデーターは筆者が訪問した時点の情報となります。

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